巻頭の言葉

高千穂神社宮司

後藤俊彦

「己を克めて礼に
復るを仁と為す」
――『論語』顔淵第12

2024年7月号

特集
師資相承
師資相承とは、師から弟子へと道を次代に伝えていくこと、と広辞苑にある。分野を問わない。あらゆる学問・道・文化・伝統は、師弟の相承によって伝えられてきた。人類の歴史は師資相承の歴史といっても過言ではない。

東洋教学には師と弟子が道を相承していく上で大事な心得を説いた言葉が多い。

おうようめいは「てきこつけつ」と言っている。

師が己の血を弟子の骨に注ぎ込む。弟子はその血を一滴もこぼさないように受け取る。心血を心骨に注ぐ。そのようにして教えの伝授はなされる、ということである。
特集 師資相承
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致知随想