巻頭の言葉

茶道裏千家前家元

千 玄室せん・げんしつ

明日に対するいま

2017年12月号

特集
遊。遊ぶ。古くは「游」とも書いた。
漢学の大家・白川静氏によれば、遊とは神遊びが原義で、神とともにする状態のことだという。
遊は暇つぶしではない。また何かのためにするのでもない。子供の遊ぶ姿にそれは如実である。遊ぶ子供は、どんな遊びであれ、その遊びと一体になっている。夢中である。無心である。
特集 遊
連載
致知随想