致知電子版
巻頭の言葉

高千穂神社宮司

後藤 俊彦ごとう・としひこ

悠遠なる歴史や
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2023年4月号

特集
人生の四季をどう生きるか
春、花の便りが聞こえる頃になると、心に浮かぶ漢詩がある。唐とう代の詩人、劉りゅう希き夷いの詩の一節である。

年ねん年ねん歳さい歳さい花はな相あい似にたり
歳さい歳さい年ねん年ねん人ひと同おなじからず

毎年季節になると、きれいな花が咲く。だが、去年一緒に花を愛めでた人は、今年はもういない。1年の四季は何度も巡ってくるが、人生の四季は一度限りであることを気づかせてくれる詩である。

青せい春しゅん、朱しゅ夏か、白はく秋しゅう、玄げん冬とう──中国古代の五行説は人生の四季をこう表現している。この世に生を得ている人は皆、いずれかの季節を生きているのだ。

では、それぞれの季節をどう生きればいいのか。
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特集 人生の四季をどう生きるか
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