巻頭の言葉

ウシオ電機会長

牛尾治朗うしお じろう

終身の計は人をうるに
くは

2020年1月号

特集
自律自助
弊社主催「古典に学ぶ経営哲学塾」でJR東海の葛西敬之かさいよしゆき名誉会長の話を伺い、深く感ずるものがあった。その一部概要を紹介する。

葛西氏は昭和38年に国鉄入社。当初は国鉄の枠の中で与えられた使命をいかに完遂するかに集中して仕事をしてきた。だが、その国鉄は赤字と累積債務が拡大し、経営危機に陥る。折しも、国の財政も破綻はたんをきたしていた。となれば増税である。しかし、国民の反対はまぬかれない。そこで政府は増税なき財政再建をテーマに行政改革を決意し、第2次臨時行政調査会をスタートさせた。
特集 自律自助
連載
致知随想