巻頭の言葉

茶道裏千家前家元

千 玄室せん げんしつ

哲学を持つことの意味

2022年5月号

特集
挑戦と創造
「人間は進歩か退歩かのいずれかであって、その中間はない。現状維持と思うのは、実は退歩している証拠である」

昔、森信三先生から言われた言葉である。さらにこうも言われた。

「男は無限の前進にけなければならない」

当時『致知』もある程度の発行部数に到達し、これでひと安心という気分になっていた身にとって、森先生の言葉は重く響いた。以来、たがを締め直して今日まで歩ませていただいている。
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連載
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追悼