巻頭の言葉

茶道裏千家前家元

千 玄室せん げんしつ

諦めずに、地道に、
収束への努力を

2020年8月号

特集
鈴木大拙に学ぶ人間学
円覚寺えんがくじの横田南嶺なんれい管長のお導きにより、鈴木大拙だいせつつい住処すみかとして晩年を過ごした松ヶ岡文庫を初めて訪ねたのは、2019年9月初旬のことである。松ヶ岡文庫は北鎌倉の東慶寺境内けいだいから130段を数える長い階段を上ったところにある。現在は一般公開されていない。その階段を辿たどりながら、胸に湧き上がってくる言い知れぬ感慨かんがいを禁じ得なかった。
特集 鈴木大拙に学ぶ人間学
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致知随想