巻頭の言葉

高千穂神社宮司

後藤俊彦ごとう・としひこ

我が国を再建し
新たな国際秩序を
構築すべき時

2025年10月号

特集
出逢いが運命を変える
十年偉大なり

二十年おそるべし

三十年歴史なる

五十年神のごと

この言葉は『致知』が創刊20周年の時、今年(2025年)の1月に亡くなられたかぎやまひでさぶろうさんが祝辞で述べられた言葉である。

1つのことを10年続けるというのは偉大なことだ。20年続けるというのはけいすべきことだ。30年続ければ歴史ができる。50年続ければ神の如き存在となる、という意味だろう。

出典を聞き忘れてしまったが、この言葉に深い感動を覚えたことを昨日のように思い出す。当時、「50年神の如し」は少し大げさではないかと思っていたが、1つの事を50年続けるというのは天地の加護、諸縁の導きがなければできないことだと思うと、「五十年神の如し」の言葉をその通りだと思うようになった。

『致知』も今号で創刊満47周年になった。50年も間近である。一心不乱、無我夢中で仕事に取り組んできて、ふと気づいたら、47年の歳月が過ぎ去っていた、というのが実感である。
特集 出逢いが運命を変える
連載
致知随想
追悼