竹輪や蒲鉾、おでんの具材など、家庭でもお馴染みの水産練り物でトップシェアの紀文食品。社長の堤裕氏は、激務の合間に毎年多数の本を読む読書家だが、かつては本など必要ないと思っていた時期もあったという。学ぶことの大切さに目覚め、仕事や人生の知恵を求めて真剣に書物と向き合うようになったきっかけは何だったのだろうか。
紀文食品社長
堤 裕
つつみ・ひろし
昭和31年静岡県生まれ。55年慶應義塾大学経済学部卒業、紀文(現・紀文食品)入社。取締役総務本部長、常務取締役マーケティング室長、取締役兼専務執行役員秘書室長などを経て、平成29年社長に就任。