2023年7月号
特集
学を為す、故に書を読む
人生に活かす読書②
  • ヴォルテックス代表望月俊孝

自分を変え、
夢を叶えるための読書

自分の夢を見つけ、叶えるための独自メソッド「宝地図」をはじめ、人生を豊かにするエッセンスをセミナーや出版など様々な形で発信し続ける望月俊孝氏。根底には30代半ばでの独立失敗、多額の借金、闘病とそこからの再起の歩みがあり、それを導いた伴侶が3万冊に上る書物だったという。氏を形づくる読書法を披歴いただいた。

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人生好転の鍵は中心を定めること

——望月さんが提唱しておられる夢を見つけ、叶えるための手法「宝地図」は多くの人が講座を受講し、国内外で出版もされて注目を集めていますね。

「宝地図」は私が人生のどん底にいた30代半ばから本格的に実践を始めて、約30年お伝えしてきた夢実現のノウハウです。(↓以下の画像)
——なぜ、宝地図をつくると夢の実現につながるのですか。

成功者と呼ばれる方々が口をそろえて「成功したイメージを常に鮮明に描け!」とおっしゃるでしょう。しかし、いざ目を閉じてイメージしても難しいものです。これが誰でも簡単にできるのが宝地図です。
もちろん、これをつくればすぐに夢が叶うというものではありません。それでも、イメージが明確になると様々な変化が出てきます。

——望月さん自身も、そのことを実感されている?

はい。これまで、著書は41冊、99万部発行し、研修で計70万人の方々にその成果をお伝えして実感していただいています。
30年前、私はこの宝地図と、世界で推定800万人が実践している日本発祥のヒーリング「レイキ」を広めることを人生の中心、センターピンだと思い定めました。そこから人生が好転してきたんです。宝地図をつくる本当の意味は、この人生のセンターピンを発見すること。宝地図はそれに本気、本腰で取り組む覚悟を定めるために使ってほしいなと思っています。
そして、これらと併せてお伝えしているのが、私の実践してきた読書法です。実を言うと宝地図も講師や執筆の仕事も、ある一冊の本との出合いが原点にあるんです。

ヴォルテックス代表

望月俊孝

もちづき・としたか

昭和32年山梨県生まれ。56年上智大学法学部卒業後、職を転々とし、平成2年研修会社ヴォルテックス設立。36歳で借金6千万円を背負いどん底を味わうも、独自に開発した夢実現の手法「宝地図」をはじめ各種セミナー、著作が好評を博す。近著に『何歳からでも結果が出る 本当の勉強法』(すばる舎)『1%の人だけが知っている魔法の読書法』(イースト・プレス)など多数。