数々の日本酒の品評会で栄誉ある賞を受賞し、国内外で高い評価を受けている「東洋美人」。その銘酒を醸す山口県萩市の澄川酒造場・第四代目蔵元杜氏の澄川宜史氏に、超えてきた人生の山坂、事業永続の要諦、師に学んだ人々に感動を呼び起こす日本酒づくりの極意を語っていただいた。
澄川酒造場第四代目蔵元杜氏
澄川宜史
すみかわ・たかふみ
昭和47年山口県生まれ。東京農業大学醸造科学科在学中に、山形県の老舗酒蔵・高木酒造の15代目当主・髙木辰五郎氏に弟子入り。大学卒業後、家業の澄川酒造場に入る。平成16年に第4代目蔵元杜氏に就任。奇を衒わない〝王道の日本酒〟を追求し、澄川酒造場の代表酒「東洋美人」は数々の品評会で賞を受賞し、国内外で高く評価されている。