筑波大学を定年退官した村上和雄氏が新たに挑んだのは、国の威信を賭けた「イネ全遺伝子解読プロジェクト」だった。対するは、ヒトゲノムの解読を成功させたアメリカのベンチャー企業の雄、セレラ・ジェノミクス社。第二の研究人生は、熾烈な研究競争を以て幕を開けたのだった。
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