穏やかな笑みを絶やさず、人生のやり直しを願う人々のために尽力する牧師・鈴木啓之氏。驚くべきことに、その前身はヤクザであったという。様々な反社会的行為に手を染め、命の危機に瀕するまでの奈落を彷徨った鈴木氏は、いかにして劇的な回心を遂げたのか。その波乱に満ちた道のりを振り返っていただいた。
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牧師、人生やり直し道場理事長
鈴木啓之
すずき・ひろゆき
昭和30年大阪府生まれ。高校中退後、ヤクザの世界に身を投じる。その後、博打による多額の借金を抱えて逃亡。回心の末に神学を学び、平成7年千葉県にシロアムキリスト教会を開拓。16年より府中刑務所教誨師。21年NPO法人人生やり直し道場設立。26年札幌にシロアムキリスト教会・平成駆け込み寺を開設。現在はふるさと志絆塾塾長も務め、国内外の青少年育成のための活動に尽力。著書に『誰だって人生をやり直せる』(飛鳥新社)『イレズミ牧師のどん底からの出発法』(講談社)など。