厳選した素材を使用した、打ちたて・茹でたての本格讃岐うどんを提供する「丸亀製麺」。現在、国内約850店舗、海外にも約230店舗を展開し、コロナ禍でも客足が途絶えることがない人気店だ。しかしそこに至るまでには数々の試行錯誤と逆境があったという。丸亀製麺を展開するトリドールホールディングスの粟田貴也社長兼CEOに、これまでの歩みを交え、人々の喜びを創造し、企業を繁栄発展に導く要諦をお話しいただいた。
トリドールホールディングス社長兼CEO
粟田貴也
あわた・たかや
昭和36年兵庫県生まれ。神戸市外国語大学中退。60年焼き鳥居酒屋「トリドール三番館」を創業。平成12年「丸亀製麺」を立ち上げ、18年に東京証券取引所マザーズ市場に上場、20年に東京証券取引所第一部に上場。令和2年「第3回日本サービス大賞」(主催:公益財団法人日本生産性本部サービス産業生産性協議会)、外食業界では初となる「ポーター賞」(主催:一橋ビジネススクール国際企業戦略専攻)を受賞。