日本最大規模の総合格闘技団体である空手道禅道会。その創設者である小沢 隆氏は、空手を通じた武士道精神の普及のみならず、青少年の自立支援やウクライナの支援にも力を注ぐ。その無私の生き方の背景にある思いとは──。自身の歩みを交えつつ、活動に懸ける思いを伺った。
空手道禅道会首席師範
小沢 隆
おざわ・たかし
昭和38年長野県生まれ。63年長野県飯田市に空手道場を建設し、青少年健全育成活動に取り組む。平成11年空手道禅道会を発足。日本最大規模の武道総合格闘技団体に拡大させ、幾多の名選手を育て上げる。13年NPO法人日本武道総合格闘技連盟を設立(令和元年に認定NPO法人に)。18年家庭内暴力・ひきこもり・発達障碍・精神障碍の子供たちのための自立支援・通信制高校サポート校「ディヤーナ国際学園」を立ち上げる。著書に『武道の心理学入門』『ヨガ×武道』(共にBAB JAPAN)など多数。