世界はいま、コロナ危機という死中にある。出口の見出し難いこの長いトンネルを、私たちはいかに歩んでいけばよいのだろうか。豊富な経営経験にもとづき、より良い人生や仕事を全うするための心の技法を唱道する田坂広志氏に、若き日の大病の体験を交え、この死中に活を見出すために求められる覚悟についてお話しいただいた。
この記事は約14分でお読みいただけます
多摩大学大学院名誉教授、田坂塾塾長
田坂広志
たさか・ひろし
昭和26年生まれ。56年東京大学大学院修了。工学博士。民間企業、米国シンクタンクを経て、平成2年日本総合研究所設立に参画。12年多摩大学大学院教授に就任。23年内閣官房参与に就任。25年全国から7,000名の経営者が集う田坂塾を開塾。著書90冊余、近著に『すべては導かれている』(小学館)『運気を磨く』『運気を引き寄せるリーダー 七つの心得』『人間を磨く』(いずれも光文社新書)など。