道場六三郎氏、85歳。かつて伝説の料理番組「料理の鉄人」で、初代・和の鉄人として圧倒的な強さを誇り、66年この道一筋に生きる日本料理界の重鎮である。そんな道場氏は若き日にどのような心構えで修行を積み、腕を磨いていったのか。その歩みとともに、一流と二流の差について伺った。
銀座ろくさん亭主人
道場六三郎
みちば・ろくさぶろう
昭和6年石川県生まれ。25年銀座「くろかべ」で料理人としての第一歩を踏み出す。その後、神戸「六甲花壇」、金沢「白雲楼」と修業を重ね、34年「赤坂常盤家」でチーフとなる。46年銀座「ろくさん亭」を開店。平成12年銀座に「懐食みちば」を開店。17年厚生労働省より卓越技能賞「現代の名工」受賞。19年旭日小綬章受章。著書に『「一本立ちできる男」はここが違う』(新講社)など。