寛政年間創業以来、実に200年以上の歴史を持つ、うなぎ屋「野田岩」。5代目・金本兼次郎氏は店の伝統を守る傍ら新風を吹き込むことで、ミシュラン一つ星を獲得するなど、その手腕は高い評価を受けている。いまも職人として高みを目指し続ける金本氏に、うなぎにすべてを捧げてきた一生を振り返っていただいた。
野田岩5代目
金本兼次郎
かねもと・かねじろう
昭和3年東京生まれ。早稲田工手学校卒業。32年父・勝次郎の後を継いで、寛政年間創業のうなぎ屋「野田岩」五代目に就く。平成19年厚生労働省より「卓越した技能者の表彰(現代の名工)」に選出される。著書に『生涯うなぎ職人』(商業界)がある。