70年余の歳月を費やし、自ら考案した「定点観測式撮影法」を実践し続けてきた写真家・富岡畦草氏。その飽くなき継続の根底には、国のために記録を残すという一途な思いが貫かれている。記録写真のためにすべてを捧げてきた氏の半生には一点の曇りもない。
写真家
富岡畦草
とみおか・けいそう
大正15年三重県生まれ。特攻志願兵として終戦を迎える。昭和23年日刊スポーツ新聞社写真部に勤務後、26年から人事院広報課に勤務。各省庁関連の広報写真を撮影する傍ら、身辺の記録写真を撮影し始める。33年「わが子の1000日の成長記録」で、第1回日本写真協会新人賞を受賞。現在は生涯学習講師、写真コンクールの審査員などを務める。