広島県福山の地で、今年(2023)創業402年を迎える和菓子屋・虎屋本舗。その16代目当主である高田信吾氏は、31歳で社長に就任し、革新的なアイデアで傾きかけた会社を再建させてきた。歴史と伝統ある老舗企業をいかにして立ち直らせたのか。その要諦に迫る。
虎屋本舗会長、十六代目当主
高田信吾
たかだ・しんご
昭和38年広島県生まれ。虎屋本舗十六代目当主。國學院大學経済学部卒業後、アパレルメーカーに勤務し、先代の危篤をきっかけに、平成2年(株)虎屋本舗入社。6年、社長に就任。令和3年より会長。