比叡山延暦寺で最も過酷な修行の一つとされる十二年籠山行を戦後初めて満行し、95歳を迎えるいまなお、ますます情熱の火を滾らせ仏の道を求道し続けている堀澤祖門老師。最先端科学である量子力学の理論を子供たちの教育やセミナーに生かし、多くの人々の持てる潜在能力を華ひらかせてきた開華GPE代表理事の村松大輔氏。よりよい世の中の実現という志を同じくするお二人が語り合う、仏教と量子力学の融合がひらく幸福な人生、対立と争いのない平和な世界へと至る道――。
泰門庵住職
堀澤祖門
ほりさわ・そもん
昭和4年新潟県生まれ。25年京都大学を中退して得度受戒。39年十二年籠山行を戦後初めて達成。平成12年叡山学院院長、14年天台座主への登竜門「戸津説法」の説法師を務める。25年12月より三千院門跡門主。現在は泰門庵住職。著書に『君は仏私も仏』(恒文社)『求道遍歴』(法藏館)『枠を破る』(春秋社)など。
開華GPE代表理事
村松大輔
むらまつ・だいすけ
昭和50年群馬県生まれ。平成10年東京大学工学部を卒業し、父親の経営する会社に勤務。25年脳力開発塾「開華」設立。量子力学をベースに「自分発振」による脳力開発を提唱。現在は小学校から大学、企業などでの研修、セミナーでも活躍。著書に『「自分発振」で願いをかなえる方法』『最新理論を人生に活かす「量子力学的」実践術』(共にサンマーク出版)など。