近江商人の子孫として、「三方よし」の教えを実践し、かつ広め続けているツカキグループ社長の塚本喜左衛門氏。京都の地で150年以上続く専門商社の後継ぎとして、いかに近江商人の教えを学び、事業に活かしてこられたのか。代々伝わる家訓を実践してきた塚本氏の歩みには、現代にも通ずるヒントが詰まっている。
ツカキグループ社長
塚本喜左衛門
つかもと・きざえもん
昭和23年滋賀県生まれ。48年着物などを扱う塚喜商事入社。50年ジュエリー・毛皮を扱うツカキ創業。59年6代目喜左衛門を襲名し、塚喜商事の社長も兼任。令和4年ツカキグループ創業155周年を迎える。