両手足に障害を持って生まれながらも、両親や友人の支え、並々ならぬ努力とチャレンジ精神で自らの人生を力強く切り開いてきた柳岡克子さん。その柳岡さんに人生の歩みと実体験を交えながら、命の尊さ、この世のすべてに感謝することの大切さをお話しいただいた。
車いすの元気配達人
柳岡克子
やなおか・よしこ
昭和39年和歌山県生まれ。両手足に障害を持って生まれ、2歳半まで病院で過ごす。母親の送り迎えで健常児と同じ幼稚園、小中高校に通い、57年神戸学院大学薬学部に入学。卒業後薬剤師となり地元のドラッグストアに勤めながら、柳岡塾を開設。障害者卓球の選手としても世界大会で好成績を残す。潰瘍性大腸炎となりパラリンピック出場を逃すも「2020東京オリンピック」の聖火ランナーとして走る。和歌山県身体障害者連盟評議員、日本会議和歌山女性の会副会長も務める。