世界初の体脂肪計を開発・販売し、体組成計則のパイオニアとして業界を牽引してきたタニタ。創業家の3代目社長を務める谷田千里氏は、「タニタ食堂」「タニタ健康プログラム」をはじめ多面的な事業展開を通して、健康を「はかる」企業から「つくる」企業へと変革を促してきた。そんな氏が抱く覚悟とは——。
タニタ社長
谷田千里
たにだ・せんり
昭和47年大阪府吹田市生まれ。平成9年佐賀大学理工学部卒。船井総合研究所などを経て13年タニタ入社。17年タニタアメリカ取締役。20年5月から現職。著書に『タニタの働き方革命』(日本経済新聞出版)がある。