小さなバラックで立ち上げたギター教室を全国に展開し、音楽の本場ウィ―ンでの演奏会で万雷の拍手を巻き起こした新堀寛己氏。86歳のいまも、ギターを通じて心の糧となる音楽を追求し続ける氏を突き動かすものは何か。少年期に掲げた志、乗り越えてきた逆境を交え、理想と共に歩んできた一筋の道を振り返っていただいた。
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新堀学園理事長
新堀寛己
にいぼり・ひろき
昭和9年東京生まれ。32年青山学院大学卒業、新堀ギター音楽院創立。高音・中音・低音の各音域ギターを考案・開発。ギターオーケストラを創始。これらは「新堀メソード」として平成7年に世界学術文化審議会より国際グランプリ受賞。著書は教本の他、『50歳から人生を謳歌するギター演奏のすすめ』(幻冬舎)『健康長寿の維持』(湘南社)など。