緑豊かな淡路島で、ユニークな農法を営む「豊穣ランド」。農薬や肥料を使わず、収穫は会員任せ。理想の農業を追求し、訪れる人の笑い声が絶えない農園をつくり上げてきた運営者の村上貴仁氏に、その笑顔からは窺い知れないかつての苦悩と、開運功徳の道のりをお話しいただいた。
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一般社団法人、大地が教えてくれたこと理事
村上貴仁
むらかみ・たかひと
昭和45年北海道生まれ。スポーツクラブ勤務を経て、洞爺で農業を始める。近代農業の大量生産、大量消費に疑問を抱いていた折、息子を突然亡くす体験をきっかけに、命について真剣に考え始める。一般社団法人「大地が教えてくれたこと」を設立。循環型農業「ありがとう農法」の教授や講演活動を始める。30年には淡路島で会員制農業コミュニティ「豊穣ランド」を立ち上げる。著書に『大地がよろこぶ「ありがとう」の奇跡』(サンマーク出版)がある。