関東で和食レストランを中心に直営84店舗を展開する坂東太郎。鶏肉の加工・販売を手掛け、種鶏処理業界トップを走る鹿児島の南薩食鳥。共に幸福創造企業を目指し、社員・取引先・お客様の幸せを追求した経営に邁進している。それぞれの会社を率いてきた青谷洋治氏と徳満義弘氏に、いかにして理念を確立し、浸透させ、育ててきたか、語り合っていただいた。半世紀近くにわたるビジネス人生を通して掴んだ幸福の条件――。
南薩食鳥が手掛ける鶏たたきの人気商品「味なとり」
坂東太郎の看板メニュー「坂東みそ煮込みうどん」
坂東太郎会長
青谷洋治
あおや・ようじ
昭和26年茨城県生まれ。42年中学卒業後、家業の農家を継ぐ。46年農業から飲食業に転身して3年半の修業を積み、50年境町に一号店を開店。61年㈱坂東太郎設立、社長就任。平成28年より現職。著書に『代々初代』(致知出版社)。
南薩食鳥社長
徳満義弘
とくみつ・よしひろ
昭和28年宮崎県生まれ。51年名古屋商科大学卒業後、児湯食鳥入社。55年会社再建のため出向という形で南薩食鳥の経営に参画。グループ最年少役員、社長代行を経て、平成7年社長就任。著書に『百年企業への挑戦』(致知出版社)。