日本人はインテリジェンスにあまりにも無知な民族である。しかし、情報こそが一国の命運を決する力になることを知らなくてはいけない。これは国際情勢を読む上での大事な常識なのだ——総選挙が終わった。今後、憲法改正論議は一層高まることだろう。しかし、憲法を改正できれば北朝鮮や中国の危機が乗り越えられると考えるのは早計である。日本には安全保障面で決定的に欠落しているものがあるのだ。インテリジェンス能力である。大東亜戦争の悲劇もまたそこに起因していたことを忘れてはならない。
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