強大な西洋近代文明の脅威に直面した幕末日本。未曾有の国難に誰もが浮き足立つ中、驚くべき先見の明を発揮し、国の進むべき道を指し示したのが、横井小楠と佐久間象山である。内憂外患の現代日本が、2人の高い志から学ぶべきものを探った。
東洋思想研究家・イメージプラン社長
田口佳史
たぐち・よしふみ
昭和17年東京生まれ。日本大学芸術学部卒業後、日本映画社入社。47年イメージプランを創業。著書に『貞観政要講義』(光文社)『超訳孫子の兵法』(三笠書房)『リーダーに大切な「自分の軸」をつくる』(かんき出版)『清く美しい流れ』(PHP研究所)など多数。