幕末、独自の藩政改革により破綻寸前だった備中松山藩を見事に再建した山田方谷。その方谷の言葉を経営の指針にしてきたANAホールディングス相談役・大橋洋治氏と、シップヘルスケアホールディングス会長・古川國久氏。この度弊社から『運命をひらく山田方谷の言葉50』を上梓した6代目直径子孫・野島 透氏を交えて、報告の人生や志について語り合っていただいた。現代にも息づく方谷の教えの要諦とは──。
ANAホールディングス相談役
大橋洋治
おおはし・ようじ
昭和15年旧満洲(現・中国黒竜江省)生まれ。39年慶應義塾大学法学部卒業後、全日本空輸に入社。ニューヨーク支店長、常務取締役人事勤労本部長、販売本部長、副社長を経て、平成13年社長に就任。17年会長、27年より現職。
シップヘルスケアホールディングス会長
古川國久
ふるかわ・くにひさ
昭和20年岡山県新見市生まれ。39年岡山県立倉敷商業高校卒業。西本産業(現・キヤノンライフケアソリューションズ)入社。同社取締役営業部長を最後に、平成4年シップコーポレーション設立。同21年持ち株会社シップヘルスケアホールディングスに移行し社長に。26年会長に就任。