ミュージカルからストレートプレイ(台詞劇)、古典・現代劇に至るまで、俳優として数々のヒロインや主要な役を演じてきた野村玲子さん。現在は劇団四季の創設者であり、演劇の師・人生のパートナーでもあった故・浅利慶太氏の思いを受け継ぎ、俳優業と共に浅利氏が確立した演出や方法論の継承、後進の指導にも力を尽くしている。演劇の道を一途一心に歩んできた野村さんに、人々に感動を与える演劇の極意、よりよい人生を実現していく要諦をお話しいただいた(ンタビューは東京・参宮橋にある代々木アトリエで行われた)。
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浅利演出事務所代表
野村玲子
のむら・りょうこ
北海道旭川市出身。劇団四季の舞台『ユタと不思議な仲間たち』の観劇をきっかけに演劇の道を志し、1981年劇団四季附属研究所入所。『エビータ』で初舞台を踏む。『オペラ座の怪人』『美女と野獣』日本初演のほか数々のミュージカルでヒロインを演じる。またストレートプレイ(台詞劇)でも『アンドロマック』『オンディーヌ』『アンチゴーヌ』などタイトロールをはじめ、古典から現代劇まで数多くの作品で主要な役を演じる。2003年劇団四季の創設者である浅利慶太氏と入籍。2015年劇団四季を退団後は、活動の場を浅利演出事務所に移す。2018年より同事務所代表を務める。