幕末の大儒・佐藤一斎が40年以上の歳月をかけて著した「言志四録」は古来、多くの人の人生や仕事の指針となってきた名語録である。「学を為す、故に書を読む」という言葉のように、一斎その人が書物を通して自らを鍛え錬り磨いた人であった。共に岐阜県恵那市「佐藤一斎 言志四録 普及特命大使」を務める窪田哲夫、上寺康司両氏に一斎の人生や「言志四録」からの学び、今日的意義についてお話しいただいた。
ジョルダン非常勤監査役
窪田哲夫
くぼた・てつお
昭和21年新潟県長岡市生まれ。慶應義塾図書館に勤務し拓殖大学商学部を卒業。鉄道労働組合中央執行委員、新幹線地方本部委員長、国鉄改革を経て、ジェイアール東海エージェンシーマルチメディア室長、営業部長、マーケティング部長、常務取締役を歴任。現在ジョルダン非常勤監査役、富士社会教育センター幹事、岐阜県恵那市 佐藤一斎 言志四録 普及特命大使。
福岡工業大学教養力育成センター教授
上寺康司
かみでら・こうじ
昭和35年広島県生まれ。関西学院大学経済学部卒業。広島大学大学院教育学研究科教育行政学専攻博士課程前期修了、同後期単位取得退学。広島大学教育学部助手、東亜大学専任講師、東亜大学助教授を経て平成18年福岡工業大学教授。剣道教士七段。岐阜県恵那市 佐藤一斎 言志四録 普及特命大使。