麹町中学校や横浜創英中学・高等学校で「宿題・定期テストなし」「クラス担任制廃止」といった型破りな学校改革を断行し、子どもの主体性を引き出してきた工藤勇一氏。現在は教育アドバイザーとして多方面で活躍し、日本の教育界を牽引し続けている。氏の原点から見えてくるもの――。
この記事は約8分でお読みいただけます
教育アドバイザー
工藤勇一
くどう・ゆういち
昭和35年山形県生まれ。東京理科大学卒業。山形県、東京都の公立中学校でそれぞれ教鞭を執り、東京都教育委員会、新宿区教育委員会教育指導課長を経て平成26年4月千代田区立麹町中学校長に就任。令和2年4月横浜創英中学・高等学校校長に就任。現在は教育アドバイザーとして、全国で講演活動を行う。著書に『学校の「当たり前」をやめた。』(時事通信社)『校長の力』(中央公論新社)など多数。