高校時代のバイク事故で歩けない身となりながら、車椅子で世界一周を成し遂げた三代達也氏。絶望の淵から見事に立ち直った旅人が、世界を歩いて掴んだもの、そしていまもなお歩き続ける理由を伺った(写真:生涯の約束を交わしたイースター島にて)。
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車椅子トラベラー
三代達也
みよ・たつや
昭和63年茨城県生まれ。18歳の時にバイク事故で頸髄を損傷。車椅子生活となる。会社員時代に一人でハワイ旅行。海外の暮らしに憧れ、ロサンゼルスやオーストラリアに短期滞在。その後世界一周を決意し、約9か月間に23か国42都市以上を回る。帰国後は講演を通じて車椅子だから“こそ”の旅の魅力を伝える一方、旅行会社のスペシャルサポーターとして国内外観光地のバリアフリー調査やツアーの企画などに関わっている。著書に『No Rain,No Rainbow 一度死んだ僕の、車いす世界一周』(光文社)がある。