10万人に1人といわれる難病・脊髄性筋萎縮症を抱えた青年2人が、会社を立ち上げた。25歳の佐藤仙務さんはベッドの上、28歳の松元拓也さんは車椅子の生活をそれぞれに強いられながら、社員も雇用して奮闘中である。逆境の中でも前進し続ける2人の悲喜交々の日常と、心に抱き続けてきた志を伺った。
仙拓社長
佐藤仙務
さとう・ひさむ
平成3年愛知県生まれ。愛知県立港特別支援学校高等部商業科を卒業。1年間の準備期間を経て、平成23年、19歳の時にウェブ制作会社・仙拓を設立。社長に就任。日々の業務と並行して、講演活動や執筆活動を展開。著書に『寝たきりだけど社長やってます』(彩図社)がある。
仙拓副社長
松元拓也
まつもと・たくや
平成元年愛知県生まれ。愛知県立ひいらぎ特別支援学校卒業。平成23年佐藤仙務さんとともにウェブ制作会社・仙拓を設立。副社長に就任。デザイナーとして制作業務を担当。平成26年には子会社ムーンパレットを立ち上げ、アプリ開発にも取り組む。