稲盛和夫氏が亡くなられた。令和4年8月24日午前8時25分。享年90。
〝巨星墜つ〟とマスコミは報じていた。その業績は確かに巨星の名にふさわしい。京セラを創業、1代で1兆円を超す世界的企業に育て上げた。さらに52歳の時に創業した第二電電はKDDIとなり、現在5兆円を超すマンモス企業となった。
それだけに留まらない。2兆3,000億円の負債を負って倒産した日本航空の再建を託され、会長に就任したのは78歳の時である。就任1年目に1,800億円の利益を出し、その翌年も2,000億円の黒字を計上、就任後2年8か月で日本航空の再上場を果たした。このことにより、稲盛氏の名は世界的に知られるところとなった。