激動する世界、日々変化し続ける経営環境。先の見えないこの時代に、リーダーはいかに組織を導いていくべきか。世界を舞台に高い視座で活躍する牛尾治朗氏と小林喜光氏に、これからの経営のあり方、生き方を語り合っていただいた。
三菱ケミカルホールディングス会長経済同友会代表幹事
小林喜光
こばやし・よしみつ
昭和21年山梨県生まれ。46年東京大学大学院理学系研究科相関理化学修士課程修了。ヘブライ大学、ピサ大学を経て、49年三菱化成工業(現・三菱化学)入社。中央研究所研究開発室に勤務。59年半導体研究所に異動。平成6年記憶材料事業部グループマネジャーとして本社へ異動。三菱化学メディア社長などを経て、19年三菱ケミカルホールディングス社長、および三菱化学社長に就任。24年三菱化学会長(現任)。26年産業競争力会議民間議員に就任。27年三菱ケミカルホールディングス会長、経済同友会代表幹事に就任。理学博士。
ウシオ電機会長
牛尾治朗
うしお・じろう
昭和6年兵庫県生まれ。28年東京大学法学部卒業、東京銀行入行。31年カリフォルニア大学政治学大学院留学。39年ウシオ電機設立、社長に就任。54年会長。平成7年経済同友会代表幹事。12年DDI(現・KDDI)会長。13年内閣府経済財政諮問会議議員。著書に『わが人生に刻む30の言葉』『わが経営に刻む言葉』(ともに致知出版社)がある。