天然資源に乏しく、その大部分を他国に依存している日本。しかしそんな中で、数百の大企業や自治体と提携し、使い終わった古着やペットボトルなどの資源を独自の仕組みと技術で新品とほぼ同等品質に再生する企業がJEPLANだ。若いベンチャーでありながら奮闘する同社の共同創業者・岩元美智彦氏に、事業発展の要因、これからの日本企業が進むべき道を伺った。
JEPLAN会長
岩元美智彦
いわもと・みちひこ
昭和39年鹿児島県生まれ。北九州市立大学卒業後、繊維専門商社に就職。平成7年容器包装リサイクル法の制定を機に繊維リサイクルに深く携わる。19年42歳の時に現社長の髙尾正樹氏と共同で日本環境設計(現・JEPLAN)を創業。27年アショカフェローに選出。28年より会長。著書に『「捨てない未来」はこのビジネスから生まれる』(ダイヤモンド社)がある。