障がい者の自主自立した社会生活を総合的にサポートする社会福祉法人「AJU自立の家」(愛知県名古屋市)。現在のような障がい者福祉、バリアフリーの街づくりなどがほとんどなかった60年前、障がい者の自主自立を目指して有志で活動を始めたのが、AJU自立の家 常務理事を務める山田昭義氏、84歳である。「重い障がいがあっても、誰もが人としての尊厳を持って生活できる社会を実現する」という夢を胸に抱き、道なき道を拓いてきた山田氏に、乗り越えてきた試練、心の支えにしてきた信念をお話しいただいた。
【写真=AJU自立の家に隣接する恵方町教会にて】
この記事は約11分でお読みいただけます
AJU自立の家 常務理事
山田昭義
やまだ・あきよし
昭和17年愛知県生まれ。15歳の時の事故で頸椎を損傷、胸から下が動かない重度障がい者となる。10年に及ぶ病院生活を経て、通信制高校のNHK学園、中央大学の通信教育で学ぶ。その後、障がい者の福祉向上、自立した生活を実現するべく、同志と共に「愛知県重度障害者の生活をよくする会」を設立。様々な取り組みを続ける中で、寬仁親王殿下との出逢いをきっかけに、平成2年、障がい者の自立した生活を総合的に支援する「AJU自立の家」の設立に尽力。現在常務理事を務める。