女子個人として前人未到のオリンピック4連覇を成し遂げたレスリング選手の伊調 馨さん。2018年の平昌オリンピック・スピードスケート女子500メートルで、日本女子スケート選手として初の金メダルに輝いた小平奈緒さん。共に世界の頂点に立ったお二人に、人生の歩みを交え、いつまでも変化・成長し続ける要諦、終わりなき道を極めていくことの楽しさを語り合っていただいた。
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ALSOK所属レスリング選手
伊調 馨
いちょう・かおり
昭和59年青森県生まれ。兄と姉の影響で幼少期よりレスリングを始める。愛知県の中京女子大学附属高校(現・至学館高等学校)、中京女子大学(現・至学館大学)を経て、ALSOKに所属。世界選手権10度優勝。平成16年アテネ、20年北京、24年ロンドン、28年リオデジャネイロオリンピックで女子個人としては前人未到の4大会連続金メダルを獲得。同年国民栄誉賞受賞。
相澤病院所属スピードスケート選手
小平奈緒
こだいら・なお
昭和61年長野県生まれ。幼少期よりスケートを始める。中学2年で500メートル中学記録を更新、高校時代のインターハイでは500メートル、1,000メートルの2冠達成。平成17年信州大学教育学部に進学。卒業後の21年相澤病院(長野県松本市)に就職。22年バンクーバーオリンピックでは団体パシュートで銀メダル、30年平昌オリンピックでは1,000メートルで銀メダル、500メートルで金メダルを獲得。