14歳で暴走族の最年少メンバーとなり、18歳で総長に。窃盗や恐喝、覚醒剤の転売で生計を立て悪名を轟かせてきた工藤 良氏は、21歳の時の逮捕を機に、自ら改心しただけでなく、ボランティア団体を設立し、仲間までをも改心させた。その後は地元に更生保護施設を設立し、多くの子供を救ってきたが、工藤氏を支えたものとは何だったのか。奇跡の再起物語を伺った。
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TFG(田川ふれ愛義塾) 理事長
工藤 良
くどう・りょう
昭和52年福岡県生まれ。中学2年で暴走族「極連会」の最年少メンバーとなる。18歳で3代目総長に就任。平成10年覚醒剤使用の現行犯で逮捕されたことを機に、生き方を180度変える。14年「極連会」を解散し、ボランティア団体「GOKURENKAI」を結成。18年田川ふれ愛義塾設立。20年NPO法人化。21年法務大臣より継続保護事業の経営認可を受ける。24年天皇陛下より御下賜金を拝受。著書に『逆転のボランティア』(学習研究社)がある。