優れた才能があっても人生や仕事に失敗する人がいる一方で、特別な能力がなくても大きな仕事を成し遂げる人がいるのはなぜだろうか——その答えは、「この人にならついていこう」と思わせる人間的魅力、即ち〝人望力〟の差にあると、作家・政治史研究家の瀧澤中氏は言う。歴史と人物の研究に長年向き合ってきた瀧澤氏に、豊富な事例を交え、自らの人生や人材・組織の運命を切りひらく人望力の要諦を紐解いていただいた。
作家、政治史研究家
瀧澤 中
たきざわ・あたる
昭和40年東京都生まれ。日本経団連・21世紀政策研究所「日本政治タスクフォース」委員歴任。著書に『「戦国大名」失敗の研究』『「幕末大名」失敗の研究』(共にPHP文庫)『秋山兄弟-好古と真之』(朝日新聞出版)『ビジネスマンのための歴史失敗学講義』(致知出版社)など多数。