宇宙研究の第一人者である佐治晴夫氏は、長年の研究を通して、宇宙の摂理は人間の生き方にも応用できることを発見した。人類の平和を願いつつ研究に打ち込んできた佐治氏が掴んだ宇宙、そして人生の法則とはどのようなものなのだろうか。その一端をお話しいただいた。
この記事は約14分でお読みいただけます
理学博士
佐治晴夫
さじ・はるお
昭和10年東京生まれ。理学博士(理論物理学)。松下電器東京研究所、東京大学物性研究所、玉川大学教授、県立宮城大学教授、鈴鹿短期大学学長を歴任。現在同大学名誉学長、大阪音楽大学客員教授、JAXA宇宙連詩編纂委員会委員長。無からの宇宙創生に関わる〝ゆらぎ〟の理論研究で知られる一方、宇宙研究の成果を平和教育の一環と位置づけるリベラルアーツ教育の実践を全国的に展開している。著書は『14歳のための宇宙授業』(春秋社)『詩人のための宇宙授業』(JULA出版局)など80冊を超える。日本文藝家協会所属。