20歳の時に入った仏像彫刻の道を、77歳のいまもなお倦まず弛まず歩み続けている大仏師・山髙龍雲氏。90歳までの彫刻の材料を確保しているという山髙氏を突き動かすものは何か――。これまでの歩みと信念を交えてお話しいただいた。
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須磨寺大仏師
山髙龍雲
やまたか・りょううん
昭和23年香川県生まれ。高校卒業後、民間企業の営業職を経て、20歳の時に父・山髙松雲に師事、仏像彫刻の道に入る。全国の寺院に仏像を納めると共に、須磨寺彫刻会、南蔵院彫刻会、NHK文化センター、朝日カルチャーセンター、産経学園、東京上野の杜彫刻会などで仏像彫刻を指導。仏像彫刻薫風会主宰。