昨年(2023年)デビュー50周年を迎えた日本を代表するシンガー・ソングライターさだまさし氏。幾多のヒット曲を生み出し、これまでに積み重ねてきたソロコンサートは通算4,623回と、前人未到の記録を塗り替え続けている。小説家としても数々のベストセラーを手掛ける他、被災地支援のチャリティーコンサートなど社会貢献活動にも力を注ぐ。さだ氏はいかにして自身の運命をひらいてきたのか。親交の深い大和証券グループ本社名誉顧問の鈴木茂晴氏がその核心に迫った。
シンガー・ソングライター、小説家
さだまさし
さだ・まさし
昭和27年長崎県生まれ。48年フォークデュオ・グレープとしてデビュー。51年ソロ・シンガーとして活動を開始。『関白宣言』『北の国から』など多くのヒット曲を生み、コンサートも通算4,600回を超える。小説家としても多くの作品が映画やドラマ化されるなど活躍は多岐にわたる。さらに公益財団法人「風に立つライオン基金」を設立し、被災地支援や助成事業も行っている。令和5年レコードデビュー50周年を迎え、今年(2024年)5月からは全国コンサートツアー公演が決定している。
大和証券グループ本社名誉顧問
鈴木茂晴
すずき・しげはる
昭和22年京都府生まれ。46年慶應義塾大学経済学部卒業後、大和證券入社。引受第一部長、専務取締役などを経て、平成16年大和証券グループ本社取締役兼代表執行役社長、大和証券代表取締役社長。23年大和証券グループ本社取締役会長兼執行役、大和証券代表取締役会長。29年日本証券業協会会長に就任(令和3年まで)。令和3年大和証券グループ本社名誉顧問に就任。