名チームのもとに名監督あり。地方の公立高校サッカー部を全国屈指の強豪校へと導き、50人ものJリーガーを輩出してきた平岡和徳氏。低迷していた高校野球部を甲子園の常連校へと変革し、メジャーで活躍する一流選手を育てた佐々木 洋氏。体験を通じて築き上げてきたお二人の教育観や指導理念を交えて、一流のチームづくり、一流の人づくりについて語り合っていただいた。
熊本県宇城市教育長、大津高等学校サッカー部総監督
平岡和徳
ひらおか・かずのり
昭和40年熊本県生まれ。帝京高校、筑波大学時代にはサッカー部主将として全国大会で数々の好成績を残す。大学卒業後、地元・熊本で県立高校教師となり、熊本商業高等学校、大津高等学校をサッカーの強豪校に育てると共に、巻誠一郎選手など約50名のJリーガーを育成。平成27年から日本サッカー協会技術委員会に籍を置き、日本オリンピック委員会強化スタッフとなる。29年4月宇城市教育長に就任。著書に『凡事徹底』『年中夢求』(共に内外出版社)がある。
花巻東高等学校硬式野球部監督
佐々木 洋
ささき・ひろし
昭和50年岩手県生まれ。平成10年国士舘大学卒業後、大谷学園横浜隼人高等学校の硬式野球部コーチを経て、11年より花巻東高等学校勤務。バドミントン部、ソフトボール部の顧問を経て、14年硬式野球部監督に就任。甲子園出場を重ねる強豪校へと変革し、メジャーリーグで活躍する菊池雄星選手や大谷翔平選手ら、多数の有力選手を育てる。