札幌市在住の山﨑健作さんは、94歳の現在も自身の戦争体験や平和の尊さを若い世代に伝えている。幼き日、キリスト者・新渡戸稲造が創設した遠友夜学校で人生の基礎を育んだと語る山﨑さんは、戦争や平和をどのように捉えて後世に伝えてこられたのだろうか。
遠友再興塾代表
山﨑健作
やまざき・けんさく
昭和2年北海道生まれ。15歳で陸軍少年飛行兵となり特攻要員として台湾で終戦を迎える。戦後は家業の鋸の電気溶接の職人、その後サラリーマンとして働く傍ら、「青空こども会」などのボランティア活動に従事。94歳の現在も遠友夜学校を顕彰すると共に戦争の語り部としても活動。