連載 歴史の教訓 226
歴史の教訓
  • 上智大学名誉教授渡部昇一

名門企業の凋落で海外が浮き足立っている。
この動きは危険だ。
技術と人材を守り、国益を守らなくてはいけない

名門シャープが買収された。だが、これを単なる経済活動の側面と見て済ませるのは甘いというほかない。日本の技術と人材は外資や背後で動く国家の垂涎の的なのだ。流出を許せば、日本は国益を損じることを覚悟しなくてはいけない。それでいいのか。

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