日本を代表するトップバレリーナ・吉田 都さん。世界三大バレエ団と称される英国ロイヤル・バレエ団をはじめ、イギリスの伝統あるバレエ団で22年間プリンシパルを務めてきた。バレエ一筋42年──。ほとんどが30代半ばで引退を余儀なくされる中、50代を迎えたいまなお現役で活躍し続けている。その秘訣は「自反尽己」の姿勢で打ち込んできた絶えざる努力の日々にあった。
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バレリーナ
吉田 都
よしだ・みやこ
1965年東京都生まれ。9歳からバレエを始める。83年ローザンヌ国際バレエコンクールでローザンヌ賞を受賞し、英国ロイヤル・バレエスクールに留学。84年サドラーズウェルズ・ロイヤルバレエ団に入団。88年プリンシパルに昇格。95年英国ロイヤル・バレエ団にプリンシパルとして移籍。以後2010年に退団するまで、数多くの舞台で主役を務める。現在はフリーランスのバレリーナとして舞台に立ち続ける傍ら、後進の育成にも力を注ぐ。著書に『バレリーナ 踊り続ける理由』(河出書房新社)。