ヤクルトスワローズと西武ライオンズを日本一に導いた名監督として知られ、今年(2024年)92歳を迎える現在も野球評論家として活動を続ける廣岡達朗氏。氏の活躍の原点は、若い頃より稽古に励んだ心身統一合氣道で「氣」の働きを習得したことにあるという。心身統一合氣道の道統を継ぎ、実践を通して「氣」の働きを伝え続ける藤平信一氏と共に、人が心魂を鍛える上で何が大切なのかを語り合っていただいた。
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野球評論家
廣岡達朗
ひろおか・たつろう
昭和7年広島県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。29年に巨人入団、1年目から正遊撃手を務め新人王、ベストナインに輝く。引退後は評論家活動を経て広島とヤクルトでコーチを務め、監督としてはヤクルトと西武で日本シリーズ優勝、セ・パ両リーグでの日本一に導く。著書に『広岡イズム〝名将〟の考え方、育て方、生き方に学ぶ』(ワニブックスPLUS新書)『動じない。』(王貞治氏、藤平信一氏との共著/幻冬舎)などがある。
心身統一合氣道会会長
藤平信一
とうへい・しんいち
昭和48年東京都生まれ。東京工業大学生命理工学部卒業。父・藤平光一より心身統一合氣道を継承し、世界24か国、約3万人の門下生に心身統一合氣道を指導、普及に務めている。米国大リーグのロサンゼルス・ドジャースの若手有望選手・コーチを指導する他、経営者、アスリートなどを対象とした講習、講演会、企業研修なども行う。慶應義塾大学非常勤講師。著書に『心と身体のパフォーマンスを最大化する「氣」の力』『「氣」の道場』『広岡達朗 人生の答え』(いずれもワニブックス)『一流の人が学ぶ氣の力』(講談社)『心と体が自在に使える「気の呼吸」』(サンマーク出版)など多数。