20代で難病を患い、二度の死の淵を乗り越えてきた小早川由起子さん。現在はソプラノ歌手として、生かされている感謝と喜び、そして祈りを込めて音楽活動に従事している。自身の闘病生活を振り返りつつ、希望の光を抱いて生きるヒントを伺った。
ソプラノ歌手
小早川 由起子
こばやかわ・ゆきこ
ソ自由学園卒業。昭和63年より宮越昌子氏、平成25年からは古瀬まきを氏に師事し声楽の研鑽を積む。23歳で肝臓の難病を発病し、2度にわたる生体肝移植手術により命を救われる。各地の教会や病院で闘病体験の証と賛美のコンサートを行う他、ホスピスでの独唱ボランティアに従事。23年宇治鳳凰ロータリークラブより鳳凰賞を授与。29年にCD『AmazingGrace~愛と恵みの中で~』、令和3年『主の愛に包まれて』をリリース。